「悪徳の快楽」が回復を加速させる
今日も「無意識の旅」を始めていきます。
今回は、
GABA受容体を回復させるための「3つ目のポイント」——
「悪徳の快楽」についてです。
この「悪徳の快楽」という言葉は、
ミルトン・エリクソンの催眠からヒントを得ています。
では、「悪徳の快楽」とは何か。
一言でいうと、
「真面目にやらない」ことです。
たとえば、
- 嫌な上司に対して
- あえて細かく報告・連絡・相談をする
- 相手が困るくらい繰り返す
一見すると、
“良いこと”をしているのに、
動機がちょっとズレている。
「役に立とう」ではなく、
「困らせてやろう」
これが、
悪徳の快楽です。
実際にやってみるとどうなるか。
繰り返すうちに、
- 情報が流暢になる
- 動きがスムーズになる
そして、
GABA受容体が回復していく。
さらに面白いのは、
ある段階になると、
報告・連絡・相談すら不要になる状態が生まれることです。
つまり、
最初は“困らせるため”にやっていたことが、
自然とできる状態に変わる。
ここでもう一つの「悪徳の快楽」があります。
それが、
「相手を驚かせるために真似をする」ということです。
- 相手の話し方を真似る
- 相手の視点を取り入れる
- 相手の世界を再現する
そして、
相手が
「おおっ!」
「まさか!」
と驚く。
その瞬間が、
強い快感になる。
ここで大事なのは、
動機です。
- 認められるためにやる
- 正しくやろうとする
これだと、
すぐに「良い・悪い」「正しい・間違い」に入ってしまう。
でも、
悪徳の快楽の場合は違います。
「どうやって驚かせようか?」
この問いには、
正解も不正解もありません。
つまり、
罰がない。
これが決定的に重要です。
罰がないから、
- 失敗がない
- 試し続けられる
- 遊びになる
その結果、
- 情報がどんどん流暢になり
- 楽しさが増え
- GABAが回復していく
そして気づくと、
「できるようになっている」
だからこそ、
このプロセスで大切なのは——
「真面目にやらないこと」
少しズレた動機でいい。
ちょっといたずら心でいい。
そのほうが、
脳は自由に動き始めます。
回復は、
努力の先にあるというよりも、
“遊びの中で起きるもの”なのかもしれません。
面白いですよね。
また次の「無意識の旅」も楽しみです。