「無力」が回復の入り口になる
今日も「無意識の旅」を始めていきます。
今回は、責任を受け負った先に現れる「無力」という感覚についてです。
前回お話ししたように、
責任を受け負い、
それを引き受けていくと、
優越感が生まれる。
そしてその快感によって、
GABA受容体が回復し、
本来の自分に戻っていく。
ここまではイメージしやすいかもしれません。
では、
その先に何が起きるのか。
それが、
「無力を感じる」という状態です。
「自分は無力なんだ」
この感覚は、
一般的にはネガティブに捉えられます。
「無力感=落ち込む」
「無力感=うつになる」
そう思われがちです。
でも、
ここで起きていることは少し違います。
本当に無力を受け入れたとき、
“手放す”ことができるようになる。
これまで背負っていた責任を、
- 委ねる
- 相談する
- 任せる
という選択が、
自然にできるようになります。
つまり、
無力を感じることで、
“委ねる力”が生まれる。
ここがとても重要なポイントです。
逆に、
無力を感じられないとどうなるか。
- 自分で何とかしようとする
- すべてを抱え込む
- 誰にも相談できない
そんな状態に入りやすくなります。
私自身もそうでした。
カウンセリングのケースを持ち、
「これは自分の責任だ」と思ったとき、
本当に追い込まれて、
こう感じたのです。
「自分は無力だ」
その瞬間に、
「あ、お師匠さんに相談しよう」
という発想が生まれました。
そして、
お師匠さんの言葉を
そのまま受け取ることができた。
なぜかというと、
自分が「空っぽ」だったからです。
無力であることを受け入れたとき、
- 自分のやり方にこだわらない
- 素直に受け取れる
- そのまま実行できる
そしてその結果、
一体感が生まれる。
「この人はこういう世界を見ているんだ」
その視点が、
自分の中に入ってくる。
ここで面白いのは、
「うまくできた」とは感じないこと。
むしろ、
「自分は無力だ」
という感覚がベースにある。
でも同時に、
その無力を受け入れている自分に、
深い優越感が生まれている。
これが、
今回の核心です。
- 無力を感じる
- 手放す
- 委ねる
- 一体感が生まれる
- 優越感が生まれる
この循環によって、
GABA受容体が回復し、
本来の自分に戻っていく。
一見すると矛盾しているようですが、
「無力であること」が、
最も自由に近い状態なのかもしれません。
面白いですよね。
また次の「無意識の旅」も楽しみです。