「相談のコツは“穴を開ける”こと」
今日も「無意識の旅」を始めていきます。
今回は、報告・連絡・相談をするときに、何を相談すればいいのか?
というテーマです。
これまでお話ししてきたように、
- 報告・連絡・相談をする
- すべてを委ねる
- 一体感を感じる
これによって、
- 快感が生まれ
- GABA受容体が回復し
- 本来の自分に戻っていく
そんな流れが起きていきます。
では、
「何を相談すればいいのか?」
ここがとても面白いポイントです。
私が相談室の室長をしていたとき、
こんなことがありました。
ある部下の方が、
ボスに相談に行くのですが、
こう言うのです。
「私のケースだけ、全然相談に乗ってもらえないんです」
他の人には丁寧に指導するのに、
自分にはそっけない。
「それで?」
「ふーん」
それで終わってしまう。
当然、
一体感も感じられません。
そこで私はこう伝えました。
「それは「穴」が開いていないからだよ」
では、「穴」とは何か。
それは、
相手が答えたくなる“隙”をつくること。
つまり、
あえて“わからないところ”をつくる。
たとえば、
本当はわかっていることでも、
「ここがよくわからないんです」
と、穴を開けて持っていく。
これはちょうど、
国語の問題で空欄を埋めるようなものです。
穴があると、
人は埋めたくなる。
そして、
答えたくなる。
ここがポイントです。
さらに言うと、
これは
「バカを演じる」技術です。
本当はわかっている。
でも、
あえて聞く。
「これってどうすればいいんですか?」
すると相手は、
「それはこうだよ」
と得意げに教えてくれる。
ここで何が起きるか。
- 相手が関与する
- 相手が責任を持つ
- 自分は委ねられる
つまり、
責任を手放せる。
そして、
一体感が生まれる。
さらにここには、
もう一つの要素があります。
それが、
「悪徳の快楽」
わかっているのに、
わからないふりをする。
一見すると、
ちょっとズルい。
でも、
- 相手を活かす
- 自分を軽くする
- 関係性を動かす
という意味では、
とても機能的な行動です。
そして何より、
楽しい。
この楽しさが、
優越感につながり、
GABA受容体の回復を促していきます。
結果として、
- 委ねる
- 一体感を感じる
- 自分が楽になる
という好循環が生まれます。
実際にこのやり方を伝えた部下の方は、
そこからどんどん変わっていきました。
相談が通るようになり、
関係性が変わり、
動きやすくなっていった。
つまり、
「相談の仕方」が変わると、世界が変わる。
その鍵が、
「穴を開けること」
なのかもしれません。
面白いですよね。また次の「無意識の旅」も楽しみです。