「気持ちいい!」ってなんなの?「心が安らぐ」ってどういうこと?そんなことを考えてみると面白いんです。

アメリカの研究で「美しさ・心地よさは情報の処理のしやすさから生まれる」というのがあります(Reber, Schwarz, Winkielman (2004) https://psycnet.apa.org/record/2004-21063-003)。情報の処理のしやすさって「見慣れたものを好きになる」という実験があります。同じ顔を何度も見ていると、見ている側の情報処理が楽になるから「なんだか好きかも!」となっていきます。


テレビでお笑い芸人さんのインパクトがある顔を最初見た時は「うわ〜!」と苦手意識バリバリだったのですが、何度も見ているうちに「あれ?この芸人さん好きかも!」って変わっていく。それは脳の中で何度も見ているうちに情報処理が楽になったときに「心地よい!」が「好き」になる。あとは「読みやすい文章は正しいと思ってしまう」という実験もあります。文字のコントラストが高い文章になると「真実っぽい」と思ってしまう。それは脳の中で情報処理が楽に行われるから。


デザイン関係では「わかりやすいデザインは美しく感じる!」というのがあります。複雑な形よりもシンプルな形の方が好まれるのも脳の情報処理がスムーズだからなんです。そして「わかった!」というのは快感になります。何かを理解できた瞬間、情報が一気に流暢になると「快感!」と感じるのよね。


ラットの実験で「右に曲がると美味しい水」の選択肢があると必ずその反対の「左に曲がると行き止まり」の神経も興奮します。そんな「左に曲がると行き止まり」の脳の興奮をGABAが鎮めると「右に曲がって美味しい水で気持ちがいい!」ってなるわけです。でも、GABA受容体がダウンレギュレーションを起こしていると「どっちに曲がればいいんだ?」と迷って、右に曲がっても「左に行けばよかったかな?」となるのは、左の興奮が静まっていないから。だから目的の水を得たとしても「気持ちがいい!」って感じられなくなるのよね。


私の場合は、0−1歳の時に泣いたままずっと放置されてしまったからGABA受容体がダウンレギュレーションを起こしています。すると「右に曲がると気持ちがいい!」と「左に曲がると不快」のどちらの興奮も鎮めることができないから、常に「どっちに曲がったらいいんだ?」と頭で考えてしまって、そして「うわ〜!あっちを選べばよかった〜!」と後悔しちゃって「気持ちいい!」なんて感じられなくなる。


ここで書いている文章だって「もっとシンプルに書けば気持ちがいいのに!」と思うのですけど、GABA受容体が壊れてしまっているので「書いているとどんどん難しくなっていく」となって、読んでいる人が「はぁ?」と置いてけぼりになってしまう。私のGABA受容体がちゃんと機能していたら、ものすごくシンプルに「気持ちいい!を実践したらあなたもあなたの家族も救われる!」とだけ書けばいいのに、余計なことを書いてしまって、内容がものすごく複雑になってしまうのは私のGABA受容体のせい。


さらに、シンプルに気持ちよく書こう!と思った時に「やる気ブレーキ!」がかかってしまうから、シンプルに気持ちよく書こうとすればするほど「難しい〜」って頭が真っ白になる。「気持ちいい!」という方向を選択できないというか、考えられない、となるのは「やる気ブレーキ」がかかってしまうからなのよね。


でも、こんなふうに書いていると「やる気ブレーキがかかって気持ちいい方向に進めない!」という人と一体感が感じられて「気持ちいい!」ってなるのよね。そう「一体感」の気持ち良さはお互いの間で情報が流暢に処理されている状態なんですよね。「その気持ちわかる〜!」っていうのが気持ちいいのは、脳の情報処理がスムーズになっているから。そんな気持ち良さを感じていくとGABA受容体がどんどん回復してき、どんどんシンプルに「気持ちいい!」が選択できるようになって、心が安らいでいきます。


そう!心が安らぐというのは、迷いがなくなることなのかもしれません。