今日も「無意識の旅」を始めていきます。

今回は、「一体感を得ること」が何につながるのか、というお話です

一体感を得る目的は何か

それは——

外側手綱核(社会的な刺激や苦痛を感じる領域)の

GABAの働きを回復させるためです

では、このGABAの働きがダウンレギュレーションを起こしていると、どうなるのか。

ひとことで言うと、

“あらゆることに責任を感じてしまう”状態になります。

たとえば、

  • 誰かが不機嫌そうにしていると気になる
  • 人とぶつかりそうになると、自分のせいだと感じる
  • 相手の態度を「自分が舐められているからだ」と解釈する

こうしたことが起きてきます。

一見すると「責任を感じていない」と思っていても、

実際には、相手の感情や行動を無意識に背負っている状態です。

これが、外側手綱核の過活動というナラティブです。

では、ここに「一体感」が生まれるとどうなるのか

一体感という“快感”を感じることで、

GABA受容体の働きが回復していきます。

すると——

他人の責任を背負わなくなる。

その結果、

  • 心が軽くなる
  • 自由になる
  • 自分のことに集中できるようになる

という変化が起きてきます。

私自身、子どもの頃は、

テスト中でさえ、周りのことが気になっていました。

鉛筆の音を聞きながら、

「みんなはどう解いているんだろう」

「どう思っているんだろう」

と、常に他人のことを考えてしまう。

でもそれは、

周りの人の“責任”を背負っていた状態だったのかもしれません。

もしそれがなくなったらどうなるか。

自分のことに集中できるようになります。

自分が楽しいと思うことに、自然と向かえるようになります。

では、そのために何が必要なのか。

それが「一体感」です。

そして、一体感を得る方法として、

前回お伝えした「アクティブリコール」があります。

アクティブリコールとは、

相手の言葉を、そのままに近い形で

フィードバックすること。

これをイメージで表すと、

“水に映る空の風景”のようなものです。

水面が波立っていると、景色は歪んでしまう。

でも、凪の状態であれば、

たとえ水が濁っていても、

空や風景をそのまま映し出すことができます。

同じように、

自分の心の波を静かにして、

相手の言葉をそのまま映す。

それがアクティブリコールです。

長い話であっても、

  • 物語として捉える(デュアルコーディング)
  • 流れごと記憶する

ことで、正確に保持することができます。

そして、それを一気にフィードバックしたとき——

相手が

「そう、それなんだよ」

と感じる瞬間が生まれます。

このときの“一体感”は、とても強いものです。

そしてその快感が、

GABAの働きを回復させていく。

すると、

お互いに責任から解放され、

より自由な状態になっていきます。

一体感は、

誰かとつながるためのものだけではなく、

自分を解放するための鍵でもあるのかもしれません

面白いですよね。

また次の「無意識の旅」も楽しみです。