昨日、ちょっとだけ時間があったので「暫くぶりにディスカウントショップに行くか!」と店内に入ってしまいます。すると「おぉ!大きな缶に入ったミックスナッツが安いな!」と私はそれを二缶も買ってしまいました(アホや〜!)。それを夜に開けて食べるのを楽しみに帰って、封を開けてみると「うわ〜!これって以前買って、ショートニング臭いから食べられないじゃん!となったやつだった!」とあの味の記憶が蘇ってきます。うわ!すっかり忘れてしまっていた!私はどうしてこんなにも学習しないんだ!と自分を責めたくなる。

 

私はこんなことがしょっちゅうあります。

この前の銀行の人のことも「もう絶対に信じない!」と思っているのにも関わらず、時が経って銀行で声をかけられて「お話をさせていただけますか?」とか言われると「はい!」と相手の話を聞いてしまう。そして、同じような結果になって「やっぱり信用できないじゃん!」となって、判断ミスをした自分をものすごく責めてしまう。

 

子供の頃も「あのいじめっ子とは絶対に遊ばない!」と思っているのに、ちょっとでもいじめっ子から誘われると「うん!行く!」と一緒に遊びに行ってしまって、そして、結果、いじめられて泣いて帰ってきて「もう絶対にあいつとは遊ばない!」と心に固く誓ったはずなのに、また同じことを繰り返して、時間を無駄にしてしまうんです(どんだけこの子はアホなの〜!)。

 

この仕組みって意外と簡単なのよね。原因は、GABA受容体がダウンレギュレーションを起こしてしまっているから、どんな状況の時でも「遊ぶ」 or 「遊ばない」で葛藤を起こしてしまうからなんです。

葛藤を起こしてしまうと、脳内では電気が帯電した状態になります。脳が帯電した状態で、外部の刺激で「一緒に遊ばないのか!弱虫!」とか言われると、脳内でサージが起こってしまって「自分にとって不利益な選択をする」ということをしてしまいます。

 

もっと厄介なのは、外からの刺激でサージが起きた時に、その過剰な電流が記憶を整理する役割の海馬を「ビビビッ!」と刺激してしまうから、「不快な記憶がデータから消えてしまった!」となって、学習として使えなくなるんですよね(全てナラティブで書いています)。

ディスカウントショップでミックスナッツを買った記憶が「うわ!何じゃこの味は!失敗した!」というのと「どうしてこんなダメなものを買ってきたの!」という刺激でサージを起こして、「不快なデータが記憶として整理されない」ということが起きてしまう。だから「なんで、また、これを買ってしまったんだ!」ということになる。

 

私が「なんでまた、信じてはいけない人を信じてしまった!」となるのは、サージが起きて記憶の引き出しにちゃんと失敗のデータが整理されなくなっているからなんですよね。

 

そんな時に「どうして、同じ失敗を繰り返してしまうんだ!」と自分を責めれば「どんどん脳内で電気が帯電していく!」となって、サージが起きやすい状況になってしまいます。だから、電車の中でおじさんに靴を踏まれただけでブチっとキレてしまって「記憶が整理されない」となり、「また、同じことを繰り返しちゃっているよ!」ってなってしまう。

 

そんな時に「ライバルは私!」って思ってみると、「あれ?自分を責めなくなるかも!」となって、同じ失敗を繰り返さなくなります。

「どうして、わかっていたのに同じ失敗を私は繰り返しちゃうの!」と後悔の念が湧いた時に「ライバルは私!」って思ってみる。するとGABA受容体が復活してきて「あぁ!これは私には必要ないもの!」、と手に取ったミックスナッツの缶を棚に戻すことができる。

 

そう、「どうして同じ失敗を繰り返しちゃうの!」と自分を責めて、反省することで同じことを繰り返さなくなると思っていたけど、それって逆効果だったみたい。

なぜなら、自分を責めれば責めるほど脳内では帯電が起きて、外からのちょっとした刺激で静電気みたいなサージが起きるから。私の脳内では、外からのちょっとした刺激でサージが起きて、記憶が「ご破産で願いまして」と学習がない状態に戻っていた。

 

「ライバルは私!」でGABA受容体が復活して、学習されたものが生かされるようになっていきます。学習されたものが生かされていくと、どんどん楽しくなっていく。なぜなら、どんどん自分がバージョンアップしていくのがわかるから。