シスジェンダーの司会者がやっているバラエティー番組でペルシャ絨毯を紹介していて、バイヤーの方が司会者に「貴方だったら○千万円の絨毯ぐらい買えるでしょ」と言わんばかりに超高級なものを紹介した。どう!?買います?という場面で、司会者が「うるせえ!ババア!」と最近のテレビでは珍しい暴言を吐いて「おぉ!この司会者、発作を起こしている!」と興味深く見ていました。

 

「貴方の年収だったらこれくらい軽く買えるでしょ!」とバイヤーは言葉にこそ出さないけど、そんな雰囲気になった時に、司会者の中では「買えるけど、買いたくない」という葛藤が起きていて、GABA受容体がダウンレギュレーションを起こしている場合、その葛藤によって発生した電気が脳内に帯電して「〇〇さん!いかがですか?」と社会的刺激をバイヤーから受けた瞬間にサージが起きて「うるせえ!ババア!」と思わず出てしまう(まあ、番組内でのウケ狙いだと思うんですけど。ナラティブで書いています)。

 

脳に帯電して、外からの刺激で脳内でサージが起きると「記憶が飛ぶ」というのがあるのですが、もう一つの特徴は「退行する(子供返する)」というのがあるんです。「買えるけど、買いたくない」という葛藤を起こして、脳に電気が帯電して「貴方だったら買えるでしょ!どうですか?〇〇さん!」と相手から財布に侵入されるという社会的刺激を受けた瞬間に「ビビビッ!」とサージを起こす。このサージで記憶が飛ぶ瞬間に「子供返り」をしてバイヤーさんが母親になって「ババア!」となる。

 

脳に帯電をしている状態で、サージを起こさせる相手が「母親」に瞬間的になって子供返りしてしまいます(あくまでもナラティブで書いてます)。もちろん、これは幼少期にネグレクトや虐待、さらには知能の高低差が親とあって話が通じ合えずGABA受容体がダウンレギュレーションを起こしてしまった方限定になります。普通の人でしたらGABAがちゃんと働いて抑制が効くから、脳内で葛藤が起きず脳に帯電することはないから「どう!貴方だったら買えるでしょ!」とズケズケくる女性に対しても「面白い人!」という感じで距離を持って相手のことを見ることができます。GABAの受容体がダウンレギュレーションを起こして、脳内で葛藤を起こして帯電してしまう人は、ちょっとした刺激でビビビッとサージを起こして「相手から自分の縄張りに侵入された!」となってしまう。そして「ズカズカと縄張に侵入してくる相手は母親」という錯覚を起こして「子供返り」して、相手との距離感の問題が起きちゃう。

 

そうなんです!私が「全然関係ない人の気持を考えるのが止まらなくなる!」っていうのがこれなんですよね。私のGABA受容体がダウンレギュレーションを起こして、脳内の葛藤が常に起きているからものすごい電気が帯電しています。だから、ちょっとした他人からの刺激で「ビビビッ!」と脳内でサージが起きてしまって「なんであの人はあんな失礼なことをするの!」と怒る。この怒っている私は「私は正しい!」って思っているけど、実際には脳内でサージを起こして子供返りしてしまった私は「相手よりも弱者!」になってしまって「こんな弱者にあんな扱いをするなんて酷い!」という具合で怒っています。

別に私は惨めな弱者を演じているわけではなく、相手からの社会刺激によってサージを起こした時に私の精神は退行してしまうから「こんな弱者の私に対して酷〜い!」となる。そして、サージで退行した私は社会的刺激を与える相手はママと認識してしまうから「本来は私に対して親切に接するべきなのになんで!」とぐるぐると相手のことを考え続けてしまうわけです。

 

そうなのよね!赤の他人のことなんて考えたってしょうがないのに、ぐるぐる考え続けてしまうのは、子供返りをして相手のことをママと認識してしまうから。幼少期に社会的刺激を与え続けてくれたのはママだから「社会的刺激を与える相手はママ」という条件付けが私の中でなされてしまっている。そんな退行をしている私は「私は正しくて相手は間違っている!」って信じて疑わないのよね。実際は退行しているから「私は正しい!」って思い込んでいるだけなんですけど、私は相手が間違っている!って考え続ける沼からなかなか抜けられなくなってしまいます。

 

そんな時に「ライバルは私」って唱えてみると、退行症状が解かれて、不快な人のことを考え続ける沼から抜け出すことができます。ママはライバルにはなりませんからね。「ライバルは私」って唱えることで、無意識が働いて社会的刺激を与える相手がママ、という錯覚から抜け出すことができて、自分の中の美しさを見出すことができるようになります。私が相手の間違いや欠点を指摘したくなるのって「相手がママ」になっているから、と思ってみると、ちょっとおかしくなってきます。